3月第四週、ちょっと早いお花見でした
週末、お花見に行ってきました。
東京は、開花宣言後も肌寒い日が続いたせいか、桜はほとんど咲いていなかったのですが、そうは言っても花より団子。毎年の恒例行事でお花見でしか顔を合わせない人もいるので、桜の有無にかかわらず、おつまみ持参でいつもの場所に顔を出してきました。
もちよりは、豚の角煮といちごのダックワーズ
もちよりのひとつ目は豚の角煮。前日の帰りが遅かったので、帰宅後にささっと作って寝かせておけるものにしました。
ふたつ目は、いちごのダックワーズ。ダックワーズというと、楕円の生地でバタークリームを挟むイメージですが、屋外でも気軽につまめてお腹がいっぱいになりすぎないよう、小さめの円形に焼いた生地の上にホワイトチョコレートのクリームを絞り出すアレンジにしました。
豚の角煮は圧力鍋で前日に作る
角煮を作るときは、圧力鍋派です。そして、前日のうちに仕込みをしておきます。
まず、表面を焼き付けた豚バラ肉(丸のまま)にかぶるくらいの水を入れて圧力鍋で15分煮込んで火を止め、圧力が自然に抜けて蓋が開くようになったら肉を取り出し、茹でた汁はすべて捨て、お肉もぬるま湯で軽く流して余分な脂を落とします。
少し冷ましてから適当な大きさ(今回は人が多いので小さめサイズ)に切り、豚バラ一本(一般的なスーパーで一単位として売られているサイズ)につき、醤油50cc、みりん50cc、料理酒25cc、にんにくひとかけら、生姜ひとかけら、長葱の青いところ(余ったときに冷凍しておくとよい)を入れて15分ほど煮込み、火を止めて蓋をして翌朝まで置いておきます。煮物は冷めるときに味がしみるので、夜のうちに煮て、朝までゆっくり冷ますのがよいのです。
豚の角煮は脂が固まりやすいので、冷めないように、出かける準備をすべて済ませて出る直前にお重に詰めました。行き先は自宅から徒歩5分です。
お重の中はこんな感じ。半熟玉子も前日のうちに作り(沸騰したお湯の中に冷蔵庫から出したての卵を入れて、7分半茹でています。茹で上がったらすぐに流水でしつこく冷やすときれいに殻が剥けます。)、角煮の汁をお玉に一杯分ジップロックに取り分け、その中に漬けておきます。傷みやすいので、冷めところで冷蔵庫に入れましょう。切るときは包丁でもいいですが、木綿糸で縛るように切ると断面が美しく仕上がります。
青菜は、菜の花を固めに茹でて角煮の汁をかけたものです。
ダックワーズは意外と簡単に作れるお菓子
ダックワーズは意外と簡単に作れるお菓子です。この日も朝起きてから、一時間くらいで作りました。生地の材料は、卵の白身、グラニュー糖、粉砂糖、アーモンドパウダー、薄力粉です。
わたしはこの本のレシピで作っています。
cookpadにもレシピがあります。
基本的な手順は、(1) 卵の白身にグラニュー糖を入れて泡立てて固いメレンゲを作り、(2) アーモンドパウダー、粉砂糖と薄力粉を合わせて振るった粉類を混ぜるという二工程なので、お菓子作りに慣れた人ならあっけなく感じるかもしれません。
できあがった生地は1cmの丸口金をつけた絞り袋に入れて、直径5cmのセルクルを使い、鉄板の上に敷いたオーブンシートに絞り出していきます。セルクルを予め濡らしておくと、絞り出したあとにきれいに抜くことができます。
きれいな形に絞り出せなくても大丈夫。むしろちょっといびつなほうが素朴で可愛いと勝手に思っています。絞り出せたら、表面に粉砂糖をふってしばらく置いてから焼きます。
焼き上がり。オーブンシートにくっついてしまうので、スケッパーなどを使ってきれいにはがしていきます。美しく仕上げるにはこういう一手間が大事です。
クリームは前にも作ったホワイトチョコレートクリーム。冷ましたダックワーズ生地(温かいとデコレーションに失敗するので、時間がないときは冷凍庫などに一時的に入れて冷やしましょう。)の上に1cmの丸口金を使って、花のような形に絞り出していきます。
デコレーションはこのときのものがベース。ホワイトチョコレートクリームについてもこちらをご覧ください。
最後に半割りにしたいちごをのせ、あれば刻んだピスタチオをちらしてできあがり。ピスタチオがなければ、ミントの葉などでもかわいいと思います。
いつも通り、野田琺瑯の大きめのタッパーに詰めて持って行きました。なかなか好評でよかった。
宮内庁の売店でしか売っていない日本酒 純米大吟醸「御苑」
いろんな差し入れがあり、お腹いっぱい頂いてしまったのですが、どこから手に入れたのか、宮内庁の売店でしか売っていないという純米大吟醸「御苑」がありました。みその、と読むそうです。
甘みや酸味が控えめで、きりっと辛口。冷たく冷やしてお鮨やお刺身に合いそうな味わいだなと思いました。
その他のお花見のもちより
buchineko-okawari.hatenablog.com