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ぶち猫おかわり

料理ときどきぶち猫二匹

7種類のつけダレで楽しむ!流しそうめんの会

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そろそろ夏も終わりのつい先ごろに、流しそうめんの会をやりました。キッチン付きの集会場を借りて、屋外のテラスに流しそうめん用の竹を設置して、茹でたそうめんを流して食べる催し物です。

 

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流しそうめんの竹にはいろいろなタイプがあるようですが、わたしはこんな風に竹を縦に二つに割ったような作りのものを友人から借りています(当日持ってきてもらい、そのまま参加してもらう。)。そういうアテがない場合には、郵送でレンタルすることもできます。

流しそうめんの仕組み

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流しそうめんが難しいのは水を流すところで、床が水浸しになってしまうので、基本的には屋外で実施する必要があります。水をどこから引っ張ってくるかも課題で、わたしは大鍋に水を汲んでおいて、電気式のポンプ(本来はお風呂の水を洗濯機に移すような目的の製品を流しそうめん専用にキープしている)を経由して竹に流すようにしています。

 

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スイッチを入れると右下の装置から水が汲み上げられ、左上のホースを経由して流れてくるしくみです。もちろん、準備ができるようなら、直接ホースなどで水を供給してもいいと思います。

流しそうめんの7つのつけダレ

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流しそうめんは、集まってそうめんを流して食べるだけでも結構楽しいのですが、せっかくなので美味しく食べてもらいたいと考え、つけダレを7種類用意してみました。

1. すだち素麺

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すだち蕎麦のオマージュで、すだち素麺のタレ。作り方は、市販のそばつゆを表示どおりに希釈した上で、すだちのスライスを入れるだけ。簡単で見た目も爽やかな上においしいつけダレです。

2. 鯵の冷や汁素麺

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郷土料理として有名な冷や汁をそうめんのつけダレにしたものです。作り方は、ざっくりですが、煮干し出汁の中に焼いてほぐした鯵の開きの身を入れ、練りごま少々と味噌で味付けをして冷やし、食べる直前に、胡瓜、茗荷と紫蘇の千切りを水に晒して水気を切ったものを入れ、上からすり胡麻をかけます。

夏野菜の薬味がたっぷり入った冷や汁は、ちょっと濃い目に味付けすると、そうめんによく合います。

3. 豆乳坦々素麺 半熟煮玉子つき

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豆乳担々麺のタレです。濃厚な胡麻の風味と辛味が食欲を刺激して、単調になりがちな流しそうめんを引き締めてくれます。こちらも作り方はざっくりですが、鍋で沸かしたお湯(半量くらい)に中華スープの素と練りごまを溶かし、別に作った肉味噌(にんにく、生姜、刻みネギと一緒に合挽き肉を炒め、甜麺醤・豆板醤・醤油と調理酒で味付けしたもの)を加えて煮立てた後、豆乳を入れます。仕上げに刻んだ青ネギ、万能ねぎと白ごま・黒ごまをトッピングすればできあがり。

お湯から8分茹でた後、醤油・みりん・調理酒を同量合わせて煮切ったタレに前の晩から漬けておいた半熟卵を添えました。

4. 松茸出汁素麺

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買い出しのスーパーで海外産のリーズナブルな松茸を見かけたので、急遽用意したつけダレ。塩、醤油と調理酒で味付けしたかつお出汁をカセットコンロで温めておき、セルフサービスにて松茸のスライスを軽く湯がいて三つ葉を添え、すだちを絞って食べる素麺です。

流しそうめんなのに、にゅうめんのように温かく食べられる上、松茸で秋の気配を感じることもできるということで、一番人気のつけダレでした。

5. 和牛おろししゃぶしゃぶ素麺

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こちらも参加者調理タイプのつけダレ。カセットコンロにかけた土鍋で温めた昆布出汁の中で和牛と春菊をしゃぶしゃぶして、大根おろしとポン酢を添えて、そうめんと一緒に食べるという趣向。

みんななんだかんだお肉をがっつり食べたいだろうという安直な発想で用意したつけダレですが、そうめんを添えずにこれだけで食べる人が続出したのは誤算でした。

6. とろろ胡麻だれ素麺 生わさび添え

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個人的に好きな麺類の食べ方として、胡麻ダレで味付けしたとろろにわさびを合わせるというものがあり、それを再現しました。山芋は摺り下ろした後に、塩、醤油と調理酒で味付けしたかつお出汁を加えて混ぜているので、ほんのりかつおの香りと醤油の味がします。胡麻ダレは準備が間に合わず市販のものを使いましたが、わさびは生のものをその場ですりおろす方式にして贅沢感を出しました。

ちょっと地味ですが、とても落ち着く味。普段のご飯としてそうめんに合わせてもいい組み合わせです。

7. 白トリュフ塩トマト素麺

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最後はちょっと色もの。にんにくとトマトを刻み、オリーブオイル、塩胡椒と合わせて一晩寝かせたソース。食べる直前にアクセントとして白トリュフ塩を散らします。カッペリーニに合わせるトマトソースのイメージ。一つくらい洋風なものがあってもいいかなと思って用意したのですが、意外と人気がありました。

 

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つけダレは、そうめんを流すテラスの近くのテーブルに解説カードを添えて並べ、小さめの耐水紙製のボウルを用意して、それぞれが食べたいタレを取り分ける仕組みにしました。

今回は参加者が40名近くになってしまったので、管理の難しさから、食器などはすべて使い捨てのものを用意しました。そのあたりのアレンジについては、以前に書いた記事もご参考になるかと思います。

buchineko-okawari.hatenablog.com

小豆島の手延そうめん

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流したそうめんについて、色付きの梅そうめんやきしめん、わんこそば、葛切りなど、闇鍋状態でいろいろ流したこともあったのですが(それはそれで楽しい)、今回は小豆島の手延そうめんを大量に差し入れ頂いたので、そのまま使わせて頂きました。このそうめんが、普通に食べてもすごくおいしい。

流しそうめんを楽しむには、ベースのそうめんがおいしいこともかなり大事だなと実感しました。

その他の料理

料理が趣味なので、そうめんを流していない間も楽しめるよう、箸休めになるサイドディッシュをいくつか用意しました。

1. 菊花と紫玉ねぎのサラダ

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湯がいた菊花とスライスした赤玉ねぎとグリーンリーフを合わせた和風サラダ。ポン酢とごま油を合わせたドレッシングをかけて。野田琺瑯の大きいサイズのタッパーにみっちり詰まるほど作りました。

buchineko-okawari.hatenablog.com

2. かぼちゃとアーモンドのサラダ

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蒸したかぼちゃを潰して、ヨーグルトとマヨネーズ、塩コショウで味を整えたソースで和え、さらに茹でたいんげん豆を加えて混ぜ、上からローストアーモンドを散らしたもの。最後に余ったドレッシングでデコレーションしています。これも野田琺瑯の大きいサイズのタッパー一杯分。

3. 生ハム豆腐

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豆腐(今回は男前豆腐を使用)を適当に切り、お皿に並べた上に、生ハムを一枚ずつ並べ、オリーブオイルと胡椒をかけたもの。生ハムの塩気とオリーブオ入りの香りでお豆腐を楽しむ前菜です。切って並べてかけるだけの簡単料理ですが、おしゃれでおいしいと人気でした。

4. ハムチーズ盛り合わせ

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肉製品に力を入れているお店で揃えたハムとチーズ、サラミの組み合わせに、ローズマリーを添えて。大人数の食事を用意するときには、切って出すだけのものがあると安心。香りのよい生ハーブがあるとごちそう感が出ると思います。

5. 枝豆

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普通の枝豆。前日の夜に茹でて、塩を振ってからジップロックに入れて冷やしておくとらくちん。

6.  豚肩ロース低温長時間チャーシュー

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さて肉料理。豚肉は肩ロース肉を約2kg用意しまして、63度で8時間湯煎した後にオーブンに入れるレシピでチャーシューを作りました。

 詳しい作り方はこちら。

buchineko-okawari.hatenablog.com

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スライスして大皿に並べたもの。この状態で会場に持ち込み、みんなの目の前で家庭用バーナーにて表面を炙ってから提供しました。現場で炙ると参加者のテンションが上がるのも楽しいし、今炙りたてのじゅうじゅういっているチャーシューはとても美味しいです。

7. 二種のローストビーフ食べ比べ

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牛肉は、和牛もも肉を1kg、オージービーフもも肉(写真はオージービーフ)を1kgの合計2kg用意しました。両方とも前日のうちに低温調理にかけて、ローストビーフに仕立てておきます。詳しい作り方はこちらも過去記事をご参照ください。

buchineko-okawari.hatenablog.com

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当日は、塊のままお皿に盛り付けて、お肉の種類を表示し、近くに包丁とまな板を準備しておきます。

 

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参加者に切り分けてもらうのですが、立候補者が出てわいわい言いながら切り分ける過程も楽しい仕組みです。和牛とオージービーフを食べ比べると、完全に和牛の脂のおいしさが上ではあるのですが(値段も4倍以上違う)、参加者が多いときはお肉もたくさんあったほうが満足感が高いし楽しいしなので、予算のことも考えると、リーズナブルで大量に用意できるオージービーフのローストビーフはアリだったと思います。

デザートは、いちじくとブルーベリーのケーキ

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毎回、デザートは少量でも用意することにしていて、ただ今回はあまり時間がなかったので、生のいちじくを混ぜ込んだシンプルなパウンドケーキ(焼きあがり時には沈んでいる…。)を焼きました。

この本のふわふわパウンドケーキのレシピです。

 

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ただ、このままだとちょっと地味なので、全体をキューブ型に切って積み上げて…

 

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余ったいちじくを切って、ブルーベリーを添えて隙間を埋めて…

 

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最後にローストしたスライスアーモンド、削ったホワイトチョコ、ミントの葉を添えれば、できあがり。生クリームでデコレーションするよりは全然簡単ですが、それらしい雰囲気にできます。

流しそうめん会当日が誕生日!という参加者がいたので、会の終盤にこのケーキに蝋燭を立てて、みんなで歌を歌ってお祝いしました。

当日のお酒と飲み物

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当日のお酒ですが、流しそうめん=和食ということで、日本酒を一升瓶で二本用意しました。左は、小布施ワイナリーでワインを生産できない冬の一時期だけ作られている日本酒「ソガペール エ フィス ドゥー」。右は、2016年IWC純米酒部門Gold Medal受賞酒である石鎚酒造の「石鎚 無濾過純米 槽搾り」です。

 

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その他に、夏だし、乾杯のときにあるといいかなと思い、近所の酒屋さんセレクトのスパークリングワイン6本セット。あとは缶ビール、ハイボール缶とソフトドリンク各種。

 

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お酒はその他にも参加者の方からの差し入れがたくさんあり、最終的にはこんな感じに。日本酒だけでも、醸し人九平次、風の森ALPHA、宮寒梅などが揃い、Bollingerのシャンパンを持ってきてくれた人もいました。美味しかった…。

会費とその他運営上の注意点

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この会の会費は1人4000円(ただし、竹を貸してくれた人やそうめんを提供してくれた人は無料)でした。参加者の名簿を作っておき、当日早めにきてくれた人を担当者にして回収してもらいます。

費用についても、集めたお金をちょうど使い切れるように、エクセルで予実管理しています。悩ましいのが直前キャンセルなのですが、毎回1〜0.5割の直前キャンセルが出ることを見込んで予算を立てて、想定より多く人が参加した場合には、余ったお金分はコンビニなどでビールを買ってきてもらいます。

今回の大体の費用ですが、会場費が4000円(500円×8時間)、お酒代が4~5万円、残りは食材費や簡易食器代などに割り振りました。

こういう会をするときに一番気をつけているのは、食中毒を出さないこと。特に夏はちょっと出しっぱなしにしただけでも食材がいたんでしまうことがあります。家庭で大量の調理をするのは結構難しいので、決して無理をせず、自宅の設備でできる範囲で美味しく安全に楽しみましょう。

過去にやった会の記録

buchineko-okawari.hatenablog.com

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