甘いものは上等なのを少しだけ食べたい
甘いものが大好きなのですが、年齢を重ねるにつれ、食べ過ぎると胃もたれするようになってしまいました。
頂きものの大きな豆大福。半分くらいで満足したけれど、齧りかけを残すのも美しくないので、がんばって全部食べてしまう。すると、その日の午後はずっと胃が重たくて苦しい。
そういう経験を重ねるうちに、甘いものは上等なのを少しだけ食べるようにしようと心に誓うようになりました。
南青山まめの豆大福と栗蒸し羊羹
そういう気分にちょうどいいのが、南青山まめの和菓子。地下鉄表参道駅で降りて、徒歩5分ほど。閑静な住宅街の一角にあるお店はストイックな雰囲気です。
カウンターには小さめの和菓子が並んでいて、どれも凛として美しい。あるもの全部欲しくなってしまうけれど、ぐっとこらえて今日の分と明日の分で四種類(二人分)選びました。
上品な甘さとほんのり塩味が絶品の豆大福
定番の豆大福。1個260円。上品な甘さのつぶあんをもっちりと厚めの皮が包み込み、黒豆の塩味が絶妙なアクセント。小さめサイズなので、食べ終わったあとにもう少し味わいたかったと名残惜しく思ってしまう。その余韻まで含めて心に残る豆大福です。
横顔もフォトジェニック。
右は、賞味期限がその日限りの黒米おはぎ(250円)。食感の楽しい黒米が厚めのつぶあんで包み込まれていて、やはり甘さがとても上品。
たっぷりと栗の入った栗蒸し羊羹
翌日のおやつには、秋ならではの栗蒸し羊羹を。全体の半分くらいが栗ではないかと思われるギッシリ感。こちらもあっという間に食べ終えてしまい、余韻に浸る。
定番のわらび餅(260円)は、もっちりした食感にコクのある後味。どちらも輪郭がくっきりとした味わいなので珈琲にも合います。
大人にちょうどよい大きさの上等なお菓子。同年代の女友だちへの手土産にちょうどいいなとリストに入れています。
11月下旬からはあまおうを使ったいちご大福の販売が始まるそうで、また行かなくてはと楽しみにしています。