こんばんは。猫です。バスマットが好きすぎて、バスマットごと持ち運ばれても特に文句はありません。
さて、香箱蟹の季節ですね。香箱蟹は、採れる場所によって、勢子蟹、せこ蟹などとも呼ばれていますが、いずれもズワイガニのメスを指します。サイズが小さく味もぎゅっと詰まって濃いのが特徴ですが、資源保護のために、漁期は11月から翌年1月までのごく短期間に限られているので、出会えたら幸運を感じる冬の味覚です。
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金沢旅行で行った加賀山代温泉では定番のようでしたが、うちにもちょうど旬のものを冷凍した香箱蟹がいくつかあったので、解凍して三種類の方法で食べてみました。
香箱蟹のジュレかけ
定番ですが、香箱蟹のジュレがけです。香箱蟹の表面をバーナーでかりっと炙って香りを立ててから、ポン酢を予めゼラチンで緩めに固めておいたジュレをかけました。ふんわり暖かくて香りの立った蟹身、卵とかに味噌を爽やかなポン酢で頂くのは、控えめに言って最&高。
冷めないように薬缶ごと持ってきた燗酒をちびりちびりとしながら、肴に香箱蟹ジュレがけを食べるのがとてもよい。
香箱蟹のまぜご飯
香箱蟹はご飯に入れても合います。すなわち炊き込みご飯にするのは当然ありです。今回はそこを踏まえた上で、ロースターで軽く温めた香箱蟹の身と卵と味噌を甲羅から出して、まだ温かい酢飯とよく混ぜ合わせて、上から卵黄を醤油ベースのタレで伸ばしたソースをかけてみました。すなわち、香箱蟹のまぜご飯。
香箱蟹が、酢飯と非常に相性のいいことがよく分かります。ぷちぷちとした食感やネットリした舌触りとともに、爽やかな蟹身が酢飯と一体化していて、とにかくおいしかった。ので、来年町で勢子蟹を見かけたら、ぜひ香箱蟹の混ぜご飯も作って頂きたい。
この日の夕ご飯の献立は、他に、菊花とブロッコリのお味噌汁、長芋の温泉卵。
これは、長芋をすりおろして鰹出汁で伸ばして味付けしたものの上に、紫玉ねぎをごま油、酢、醤油で和えたものと温泉卵をのせて、黒胡麻をのせたものです。完全に勘で作ったビジュアル先行のたべものでしたが、意外とおいしくてよかった。かき混ぜて食べましょう。
焼き香箱蟹のお酒
香箱蟹の甲羅は、全体を焼くと香ばしいお猪口になります。ここに日本酒をついで温めて、甲殻類の良い香りがふわっと漂うなかでお酒を飲むのは最高ですね?
今年の香箱蟹ライフはなかなか良かったように思います。
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