ぶち猫おかわり

料理ときどきぶち猫二匹

ショートケーキは作る過程がかわいい

 

土曜の夜、某所でバーベキューをしていたら、「明日姪っ子(3歳)の誕生日なので、ケーキ作ってくんない?」という依頼があったので…

 

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作りました。
いちごの季節が終わってしまったので、アメリカンチェリーでショートケーキ。

ところで、ショートケーキは完成した姿もかわいいのですが、作っている最中の姿もかわいいのであります。と言っても、ショートケーキをデコレーションしたことのある人のほうが少ないと思うので、今日は、ショートケーキの作る過程のかわいさを写真でご紹介いたします。

 

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まずは、土台のスポンジを切ったところ。今回はアーモンドプードル入りのビスキュイ・ジョコンドです。簡単に言うと、ナッツの粉が入った、ざっくりした食感の香ばしいスポンジ。断面の気泡と力強い味わいが特徴。切りやすいように、前日の夜に焼きました。


卵黄の色がそのまま出た、スポンジ断面のポップな色合いがかわいい。ここに刷毛でシロップを塗ると、じゅわじゅわーっとしみこむ様がまたかわいい。シロップには、大人用だとキルシュワッサー(さくらんぼのブランデー)を入れるのですが、今回は子ども用なので、いさぎよく砂糖水!

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 氷水で冷やしながら、ちょっとゆるめに泡立てた生クリームを、断面にぽよんとのせます。生クリームの温度調節はめんどうではありますが、きれいな仕上がりのためには必須。がんばりましょう。奥にはあらかじめ準備した、断面に挟むアメリカンチェリー。水けをよく取っておきましょう。

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塗り広げた純白のクリームの上に、真っ赤なアメリカンチェリー、かわいい。同じ配色なのに、いちごとはまた違った、おしゃれなかわいさがありますね!

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さらに生クリームをのせて、表面を平らにならします。ケーキを置いた台は、デコレーション用の回転台。台をくるくるっと手で回しながらヘラをあてると、簡単きれいにクリームが塗り広がるしくみなのです。

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二段目を重ねたところ。生クリームの隙間から見え隠れするスポンジの焼き目の素朴さがたまらなくかわいい!!

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三段重ねて下塗りをしたところ。スポンジケーキの外側をデコレーションするとき、一度でやるとムラになるので、まずは少量のクリームで下塗りをするのです。薄い生クリームの層が、レースのヴェールみたいでかわいい。

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クリームを重ねて本塗りをしたところ。さすがにお店のようにはいきませんが(作者は素人なので)、急によそゆきになった感。わざと荒く塗った漆喰のようなたたずまいもある。

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家庭で作るケーキなので、仕上げはシンプルに。チェリーはヘタが可愛いので、全体のバランスを見つつ、上向きに置いたり下向きにしたり。葉っぱのアップルミントは、ほのかに林檎の香りがします。


ケーキは無事に誕生日会に運ばれ、うちにはビスキュイの切れ端と残りクリームで作ったトライフルだけが残りました。

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こちらは大人用なので、キルシュワッサーをふりかけようとしたら、手元が狂ってどばっと入り、予定よりもさらに大人向けの風格になってしまいました。まあ、美味しかったので結果オーライ。

現場からは以上です。