これまでに訪れた土地で一番印象深かったのはどこかと聞かれたら、南仏のニース、アルルまたは竹富島と答えると思う。
竹富島は、沖縄の離島だ。飛行機から高速船に乗り換えて海路から入る。
まず、感動するのは、美しい海。
ビーチで見かけた貝殻のセット。
朝焼けの海。
どこか懐かしい集落。
三線の弾き語りを聞きながら、水牛車に乗って、ぐるりと散歩することもできる。
宿は、星のや。
テレビのない静かな石造りのコテージに泊まる。
お風呂も開放的!
海の幸も美味しかった。
コテージが寄り集まった集落の中央に楕円形のプールがあって、昼間はまさにリゾート。
朝晩は幻想的な風景になる。
夜が更けてから、浮き輪につかまってプカプカと浮かんでいると、都会では決して見られない満天の星空と一体化して、まるでその中をたゆたっているような不思議な気持ちになった。
旅にはいい思い出ばかりではなく、発つ直前にアサインされた案件に振り回され、ビーチを巡る道すがら、半泣きの後輩から何度も電話がかかってきた。
たった5日の夏季休暇も取れないような仕事など辞めてしまおうと何度も決意しながら、私はまだ神経をすり減らし、命を削るように働いている。
今年こそ、いろいろな物事をちゃんと整理して、もう少し人間らしい生活ができる転職をすることが、密かな目標なのでありました。
そして、10年後くらいに、竹富島の星空にまた会いに行きたいと思います。
今週のお題「海外旅行」
※ 正確には国内旅行だけど、気分だけ海外旅行ということで…。