奈良に桜を見に行ってきた
新幹線で東京を発ったのは朝7時。京都までは2時間ほど。そこから近鉄線の特急に乗り換えて、奈良へ向かいました。
薬師寺拝観
扉のあたり。垂れ幕の縞模様や擦り切れ具合もよい風合いで、いくらでも眺めていられる。
大講堂です。とにかく大きくて立派。
大講堂には重要文化財である弥勒三尊像が設置されています。弥勒菩薩すなわちマイトレーヤ(梵名)と言えば、56億7千万年後の未来に現れて現世を救済すると伝えられており、SF好きとしてはちょっと気になる菩薩です。また、仏陀の足跡を彫ったという仏足石が展示されていて、この彫刻が繊細でとても美しかった。
奈良薬師寺 公式サイト|Yakushiji Temple Official Web Site
唐招提寺
薬師寺から唐招提寺へは徒歩で10分ほど。のどかな雰囲気で、両脇には、民家とは思えない古くてかっこいい和建築、飲食店、骨董屋、タンポポの咲き乱れる空地などが次々に現れて、散歩だけでも飽きません。
道の突き当りにあるこの扉を右折すれば、到着です。
南大門です。目の前にバス停があります。拝観料は大人600円。
入るとまず圧倒されるのが金堂です。
屋根の連なりが本当に美しい。ご本尊は盧舎那仏。左右には、薬師如来と千手観音。
戒壇です。
中をぐるりと見回った後、少し離れた場所にある開山御廟へ。唐招提寺を開いた鑑真和上の墓所です。
足を踏み入れると、新緑が目に痛いほど。
振り返ると、溢れんばかりの緑と歴史を感じさせる壁と門が絶妙な調和を見せています。
足元には、ふかふかに生えた苔がどこまでも続いていました。
蕎麦切りよしむら
ここで、刀剣展示のチームから終わったという連絡が来たので、お昼ご飯を食べに行くことに。当初はリストランテ アムリットというフレンチに行く計画だったのですが、あいにく貸切だったので、唐招提寺から薬師寺に戻る道の途中にあった「蕎麦切りよしむら」へ。
単品のお蕎麦も頼めますが、お蕎麦にいろいろついたお昼セット(1,500円)を注文。最初にお茶と胡麻豆腐。
続いて、かき揚げ、押し鮨、蕎麦がき揚げなど。
最後に、お蕎麦。もりかかけかを選べるのですが、全員もり蕎麦でした。
十割蕎麦なので、香りがよい。最初の一口は塩で食べて下さいとのこと。最後の蕎麦湯まで堪能しました。
東大寺へ
この時点で、残り時間わずかだった(このあと吉野山に移動する予定だったため)のですが、せっかく奈良に来ているので、東大寺まで足を延ばすことに。電車だと40分くらいかかってしまうので、西ノ京駅前まで戻り、駅前にいたタクシーに乗りました。所要時間は20分ほど。代金は2500円くらいでした。
というわけで東大寺。二月堂です。
さすがの名所で、観光客がたくさんでした。
渋い堂内ですが、鮮やかな色彩で見どころがたくさん。舞台からは奈良町が一望できます。
心奪われる大きな飾り物。二体あるご本尊は絶対秘仏とのことで、
時間があまりなく、後ろ髪をひかれながら階段を降ります。
二月堂脇に建つ二月講。たたずまいが素晴らしい。
三月堂、四月堂に戒壇堂の前を通り過ぎ、桜の舞う山を降ります。
奈良東大寺と言えば鹿。
戦っていました。
お尻も見せてくれました。おせんべいをあげる時間はなかったけれど、あまりお腹が空いている風でもなかった。
そびえたつ南大門へ。
有名な仁王像です。
すごい迫力。
ここまででタイムリミット。南大門前で再びタクシーを捕まえて、西ノ京駅へ。
次回は、奈良吉野山にお花見に行った話を書きたいと思います。
これまでの旅行記
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