ぶち猫おかわり

料理ときどきぶち猫二匹

2016年 春の奈良旅行記(薬師寺、唐招提寺と東大寺めぐり)

奈良に桜を見に行ってきた

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新幹線で東京を発ったのは朝7時。京都までは2時間ほど。そこから近鉄線の特急に乗り換えて、奈良へ向かいました。

 

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桜の季節なのに、特急の電車はがらがらに空いていました。乗車時間は45分ほど。車窓には田園風景。既にのんびりとした気分。
 

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最初の目的地は、西ノ京駅。前日に奈良入りしていた友だちと合流して、薬師寺と唐招提寺を見る予定です。

薬師寺拝観

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まずは、西ノ京駅から徒歩5分の薬師寺へ。興楽門の前を左折して北受付から入ります。拝観料は、玄奘三蔵院伽藍が公開されているこの時期は大人1,100円(非公開の時期は800円)。
 

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一緒に行った友だちのお目当ては、「仏教と刀展(同時公開「噂の刀展」)」でした。刀剣を集めるSNSゲームにはまっているため、この展示をどうしてもじっくり見たいとのこと。わたしはお寺の建物を見たかったので、一旦別行動に。
 

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金堂です。金堂には、中央に薬師如来、左右に日光菩薩と月光菩薩が配置されています(堂内は撮影禁止)医学部や薬学部合格を祈念する絵馬が多かったのが印象的でした。
 

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扉のあたり。垂れ幕の縞模様や擦り切れ具合もよい風合いで、いくらでも眺めていられる。

 

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大講堂です。とにかく大きくて立派。

 

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大講堂には重要文化財である弥勒三尊像が設置されています。弥勒菩薩すなわちマイトレーヤ(梵名)と言えば、56億7千万年後の未来に現れて現世を救済すると伝えられており、SF好きとしてはちょっと気になる菩薩です。また、仏陀の足跡を彫ったという仏足石が展示されていて、この彫刻が繊細でとても美しかった。

 

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大講堂の裏のちょっとした回廊。柱の連なりが美しい。
 

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西塔と桜。色鮮やか。
 

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桜と回廊。桜の姿が優美でした。
 

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国宝の東院堂です。色合いは地味ですが、何とも言えない趣きと重厚さがあり、圧倒されます。観世音菩薩像が安置されているのですが、とても優美。また鎌倉時代に作られたという四天王像は躍動感に溢れていて、今にも動き出しそうでした。
 

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中門の二天王像です。美しい色彩で金歯でした。
 

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北受付から一度外に出て、玄奘三蔵院伽藍に向かいます。徒歩5分くらいでしょうか。伽藍の入り口の礼門です。ちょうど結婚式をしていました。中は撮影禁止だったのですが、六角形のお堂に渋い玄奘三蔵像が祀られていました。
 
ここで刀剣の展示を見ているチームに連絡したのですが、回答なし。まだ夢中なんだろうということで、唐招提寺に向かいます。
 

奈良薬師寺 公式サイト|Yakushiji Temple Official Web Site

唐招提寺

薬師寺から唐招提寺へは徒歩で10分ほど。のどかな雰囲気で、両脇には、民家とは思えない古くてかっこいい和建築、飲食店、骨董屋、タンポポの咲き乱れる空地などが次々に現れて、散歩だけでも飽きません。

 

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道の突き当りにあるこの扉を右折すれば、到着です。

 

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南大門です。目の前にバス停があります。拝観料は大人600円。

 

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入るとまず圧倒されるのが金堂です。

 

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屋根の連なりが本当に美しい。ご本尊は盧舎那仏。左右には、薬師如来と千手観音。

 

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戒壇です。

 

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中をぐるりと見回った後、少し離れた場所にある開山御廟へ。唐招提寺を開いた鑑真和上の墓所です。

 

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足を踏み入れると、新緑が目に痛いほど。

 

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振り返ると、溢れんばかりの緑と歴史を感じさせる壁と門が絶妙な調和を見せています。

 

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足元には、ふかふかに生えた苔がどこまでも続いていました。

www.toshodaiji.jp

蕎麦切りよしむら

ここで、刀剣展示のチームから終わったという連絡が来たので、お昼ご飯を食べに行くことに。当初はリストランテ アムリットというフレンチに行く計画だったのですが、あいにく貸切だったので、唐招提寺から薬師寺に戻る道の途中にあった「蕎麦切りよしむら」へ。

 

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単品のお蕎麦も頼めますが、お蕎麦にいろいろついたお昼セット(1,500円)を注文。最初にお茶と胡麻豆腐。

 

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続いて、かき揚げ、押し鮨、蕎麦がき揚げなど。

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最後に、お蕎麦。もりかかけかを選べるのですが、全員もり蕎麦でした。

 

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十割蕎麦なので、香りがよい。最初の一口は塩で食べて下さいとのこと。最後の蕎麦湯まで堪能しました。

東大寺へ

この時点で、残り時間わずかだった(このあと吉野山に移動する予定だったため)のですが、せっかく奈良に来ているので、東大寺まで足を延ばすことに。電車だと40分くらいかかってしまうので、西ノ京駅前まで戻り、駅前にいたタクシーに乗りました。所要時間は20分ほど。代金は2500円くらいでした。

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というわけで東大寺。二月堂です。

 

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さすがの名所で、観光客がたくさんでした。

 

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渋い堂内ですが、鮮やかな色彩で見どころがたくさん。舞台からは奈良町が一望できます。

 

f:id:buchineko_okawari:20160418003836j:plain心奪われる大きな飾り物。二体あるご本尊は絶対秘仏とのことで、公開されることはないそうです。


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時間があまりなく、後ろ髪をひかれながら階段を降ります。


f:id:buchineko_okawari:20160418003917j:plain二月堂脇に建つ二月講。たたずまいが素晴らしい。

 

f:id:buchineko_okawari:20160418003940j:plain三月堂、四月堂に戒壇堂の前を通り過ぎ、桜の舞う山を降ります。

 

f:id:buchineko_okawari:20160418004118j:plain奈良東大寺と言えば鹿。

 

f:id:buchineko_okawari:20160418004102j:plain戦っていました。

 

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お尻も見せてくれました。おせんべいをあげる時間はなかったけれど、あまりお腹が空いている風でもなかった。

 

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そびえたつ南大門へ。

 

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有名な仁王像です。

 

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すごい迫力。

 

ここまででタイムリミット。南大門前で再びタクシーを捕まえて、西ノ京駅へ。

 

次回は、奈良吉野山にお花見に行った話を書きたいと思います。

華厳宗大本山 東大寺 公式ホームページ

これまでの旅行記

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