5月、初夏の北鎌倉へ
予定のなかったゴールデンウィーク。あまりにもいい天気なのでもったいなくなり、電車で少しだけ遠出して、北鎌倉を散歩してきました。鎌倉の駅は江ノ電が一時乗車停止になるほど大混雑だったようですが、おとなりの北鎌倉の駅は人影まばら。大型連休でも比較的のんびり観光を楽しめます。
円覚寺で龍を巡る
とくにあてもない散歩。まずは北鎌倉駅降りてすぐの円覚寺へ。間口は狭いけれど、奥の深いお寺です。
まずは山門。反り返った屋根の造形が美しいですね。
こちらは仏殿。中も拝観することができます。
目を奪われるのは大きな龍の天井画。
大胆な筆使いと鮮やかな黒色と梔子色。
龍といえば、方丈にあったこの龍の細工も迫力満点で美しかった。さながら龍を巡る散歩のよう。
石庭が美しい平屋では結婚式が行われていました。
国宝である舎利殿へ向かう門。
国宝舎利殿。佛牙舎利という仏様の歯が祀られている場所とのこと。厳粛な雰囲気。
この日は初夏の気候。歩きまわって喉が渇いたなと思った頃にたどり着いたのは、円覚寺の中にある「安寧」という甘味処。この庭を望む縁側に設えられたテーブルに案内されました。
抹茶と生菓子。お盆には生花が添えられていました。
安寧あんみつ。もちもちした白玉に抹茶の寒天、抹茶アイスなど、一つ一つがとても美味しい。一つずつ塗りのお盆に載ってくるのもうれしいしつらえ。
一休みして元気が戻ったところで、さらに散策。静かな佇まいの建物。
国宝「洪鐘」。撞くことはできません。1301年に寄進されたという洪鐘は関東で一番大きいものだそう。
明月院でリスとたわむる
円覚寺を一回りした後は、道なりに明月院へ。明月院といえばあじさいですが、まだ開花時期には早いため、人影はまばらでした。
緩やかな坂道を上って行くと、出迎えてくれたのはモフモフのりす。台湾リスだそう。花子と書かれたえさ箱から一心不乱に木の実を食べていました。
「悟りの窓」。募金をすると上がってお茶とお菓子をいただきながら、庭園を眺めることができます。
天に伸びる竹やぶのそばで、一輪だけ咲き始めているあじさいを見つけました。
定番の鶴岡八幡宮
最後はこちら。定番の鶴岡八幡宮。もう鎌倉駅がほど近いこともあり、今日散歩した中で一番の人出でした。
鮮やかなお社はやはり美しいですね。
大階段の下から神様にお参りする場所がありました。
段葛こ寿々で蕎麦と日本酒とわらび餅
一日歩きまわってお腹が空いてきたこともあり、お詣りを済ませた後はそそくさとお蕎麦屋さんに向かいました。段葛にある老舗のこ寿々。お昼どきは行列ができますが、通し営業しているので16時くらいの中途半端な時間に行くと、のんびりつまみながらお酒を飲むことができます。そば味噌、だし巻き卵、板わさなどを肴に日本酒で喉を潤す。
わたしはプレーンな蕎麦にしたのですが、連れが頼んだとろろ蕎麦がすごく美味しかったです。
そして、ここに来たら食べなければならないものがもう一つ。わらび餅です。一通り食べた後でももちもちつるつるっと食べられてしまう不思議。
鎌倉でパンを買うならKIBIYAベーカリー
こ寿々を出て駅の方へ向かう途中の左側に、KIBIYAベーカリーという天然酵母パンのお店があります。ここはとても美味しいので、パン好きなら買って帰ったほうがいいです。
cafe vivement dimancheで深煎りコーヒーとワッフル
お酒も飲み、おみやげも買ったのでそろそろ帰るかとなったのですが、つい懐かしくなり、鎌倉駅のすぐ近くにあるcafe vivement dimancheに寄り道をしてしまいました。ハンドドリップコーヒーが有名なカフェ。焼きたてのワッフルと合わせると至福のひと時でした。
北鎌倉散歩のおみやげ
楽しかった北鎌倉の半日散歩。おみやげの一つ目は、KIBIYAベーカリーのパン。右側の不思議な形をしたライ麦パンが香ばしくてものすごくおいしかった。近くにあったらしょっちゅう通いたい。
もう一つは定番中の定番。鳩サブレー。なんだかんだ美味しいですよね。職場に持って行ったら喜ばれました。
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