ヘルシンキ最終日の朝ごはん
4日目の朝。前半のヘルシンキ滞在最終日で、このアパートメントホテルも最後の日です。前日、Stockmannで買い足したお惣菜を並べ、公園を見渡すテラスで朝ごはん。
ヨーグルトの上に、フルーツの盛り合わせ。Stockmannの地下では野菜や果物を量り売りしているので、少量ずつ購入することができて、しかもどれも味が濃いので、ヨーグルトにぴったりですごくおいしかった。
ヘルシンキ市内のcafe Briossi(Konditoria Briossi Oy)で購入したブルーベリーパン。意外と甘くなくて、カルダモンと思しきスパイスがほんのりと香ります。
北欧のおいしい話 スウェーデンのカフェから、フィンランドの食卓まで (P‐Vine BOOKs)
- 作者: 森百合子
- 出版社/メーカー: スペースシャワーネットワーク
- 発売日: 2010/09/03
- メディア: 単行本
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ヘルシンキとストックホルムのカフェやレストランを探すのに、このガイドブックが大活躍でした。
トーロ湾公園を散歩
アパートメントホテルのテラスから見えていたのは、トーロ湾公園です。その名のとおり、トーロ湾の周辺に作られた広い公園で、遊具もあり、日中は散歩、ピクニックや日光浴に訪れる人が絶えません。最終日ということもあり、朝食後に少し散歩をしました。
少し歩くと湾にたどり着きます。
桟橋があるので、ここにもフェリーなどが着くのでしょう。ヘルシンキでは船は生活に密着した乗り物でした。
湾沿いに少し歩くと、美しい風景が広がっています。
道路を占拠する海鳥たち。自転車も避けて通っていました。
ヘルシンキ中央駅地下のコインロッカー
さて、名残惜しくもアパートメントホテルをチェックアウトした後、荷物をしばらく預けるために、ヘルシンキ中央駅まで歩きました。この地下に大きなコインロッカールームがあります。
サイズはいろいろですが、大きいサイズであれば、二人分のスーツケースも入るほどです。確か一日使って6ユーロだった記憶。
コインロッカーの鍵が、いかにも「鍵」という造形で可愛かったです。
岩の教会、テンペリアウキオ
トラムに乗って、次に向かったのは岩の教会テンペリアウキオ。ここもヘルシンキ大聖堂と同じく観光スポットのようで、観光客用のバスがたくさん停車していました。
中に足を踏み入れると、天井から降り注ぐ光に目を奪われます。この教会は、天然の岩をくり抜いて造られたものだそうで、岩の教会と呼ばれています。
大きなパイプオルガンは、実際に演奏されていました。
一階から見上げたところ。シートの赤紫色が素敵。
二階から見下ろしたところ。シートの背の青色が素敵。
ヘルシンキ市内のアンティークショップめぐり
ここからさらにトラムに乗って、ヘルシンキ市内のアンティークショップをのぞきに行きました。
わたしは旅先の公共交通機関を使うのが好きなので乗りませんでしたが、ヘルシンキ市内には「HOP ON HOP OFF」という観光客向けの観光名所を回っているバスもあって、効率よく観光地を周るならば便利なのかもと思いました。
IL BRRIFICIOでパスタとサーモンスープ
Fredrikinkatuの駅で降りて、お店を探そうかと動き出したところでお腹がすいてきて、通りがかりのカフェに入りました。
IL BRRIFICIO(Birri)という名前のここは、夜は地ビールを飲めるバルになる模様。内装はおしゃれで落ち着いた雰囲気。
頼んだのは、サーモンスープ。以前食べたものとは違い、スープが澄んでいるバージョン。表面に焦げ目がある匂いの強いチーズとトーストしたパンが入っています。これはこれでまたおいしい。サーモンスープの世界は深い。
わたしはパスタにしてみました。ポモドーロ。もちもちした太麺が本格的でした。
アンティークショップ"Fassani"と"BISARRI"
お腹がいっぱいになったところで、ショッピングを再開。この日は汗ばむような日差しでしたが、湿度が低く風が涼しいので日本よりも暑さは厳しくありません。
まず訪れたのは、FASAANI(http://www.fasaani.fi/)。一見普通のお店なのですが、横から直接倉庫のような広大なスペースに入ることができ、膨大な商品を直接見ることができるようになっています。
これはごく一部で、北欧のアンティークの食器や家具が所狭しと並んでいます。価格帯は比較的安め。宝探しをしているような気分で楽しい。琺瑯のボウルや鍋が可愛くて気になったのですが、流石に持って帰れないだろうということで断念。
次に訪れたのは、"BISARRI(Bisarri)"。ここの品揃えは私の好みにピッタリで、あれこれと散々悩んだ結果、コーヒーカップとプレートを購入しました。
どうしてもほしくなったARABIAのコーヒーカップ。
こちらもARABIAのお皿。使いやすそうな大きさ(と自分に言い聞かせた)。
エロマンガにて、ピロシキとシナモンロール
アンティーク街の近くにある、エロマンガという名のパン屋さん。老舗で、名物のシナモンロールとピロシキを購入しました。これについては、また後で。
オールド・マーケット
食器を買って満足したところで、さらに初日に空いていなかったオールド・マーケットに向かいました。写真の素敵な建物の内部が市場になっています。
通路の両脇にぎっしりとお店が立ち並びます。
野菜もぎっしり。
魚介類を使ったお惣菜のお店。
街のあちこちで売っているベリーの山。
市場内にはカフェスペースもあって、ご飯を食べたりすることもできます。
さて、そろそろヘルシンキを発つ時間が近づいてきました。ヘルシンキ中央駅に戻り、荷物を取り出してから、タクシーに乗って、ヴァイキングラインの乗り場に向かいます。
ヴァイキングラインに乗ってスウェーデンへ
ヴァイキングラインの乗り場です。これから夜行の大型客船ヴァイキングラインに乗って、スウェーデンの首都ストックホルムまで移動することになります。
乗船待ちのロビー。出港は18時ですが、17時半までには乗船手続きをする必要があります。一応出国になりますが、手続きはごく簡単です。
乗船したら、さっそくデッキにでて湖風を浴びながらヘルシンキへの名残を惜しみます。
群島の間を抜けて船は進んでいきます。
ヘルシンキの近海には、映画に出てきそうな美しい小島がたくさん存在しています。いつまででも眺めていられそうな美しさでした。
さて、船内を探検します。メインダイニングやカフェの他には、きらびやかなナイトクラブもあります。夜になればショーが行われるようです。
免税店もすごく充実しています。北欧の国々は酒税が高いので、国境をまたぐ船に乗った際にお酒を買い込んで持って帰ったりするそうです。お酒の種類が豊富すぎて、よくわからないレベル。化粧品やお菓子なども売っています。
カジノスペースもあり。他に有料ですがサウナもありました。
今回予約したのは二人用の客室です。船なのでそれほど広くはありませんが、清潔で寛げそうな雰囲気。シャワーと洗面所も各部屋についています。
ここで取り出したのは、cafe Ekberg(Café Ekberg Home)で購入しておいた菓子パン二種類。左側は、カルダモン風味のブリオッシュで中に甘すぎないクリームが入ったもの。右側はアップルフィリングの挟まったパイでした。お店で見たときから絶対おいしいだろうと思っていたけど、確かにおいしかった。
こちらはエロマンガで購入したピロシキ。フィンランドでピロシキ?とお思いかもしれませんが、ロシアが近いせいか、よくパン屋さんにピロシキがあります。このピロシキは油っこさがなくて、中のフィリングが美味。さすが老舗という風格がありました。
ヴァイキングラインの客室には冷蔵庫がついていて、その中に結構な量のウェルカムドリンク(無料)が入っていました。まずはお部屋についている小さなテーブルの上で、シャンパンを空けてパンで乾杯。明日からのスウェーデンでの旅程などをいろいろ確認しながら、さらにビールなど飲みました。
日が暮れつつあるデッキにて。
本当はこの後にバーに繰り出して、もう少しお酒を飲んだりしようかと言っていたのですが、これまでの旅の疲れと多分旅に出る前の準備の疲れがどばっと出てしまって、部屋に戻ったところで、這うようにお風呂に入って寝てしまいました。
翌日は、いよいよスウェーデン、ストックホルムです。
北欧旅行
buchineko-okawari.hatenablog.com
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北欧のおいしい話 スウェーデンのカフェから、フィンランドの食卓まで (P‐Vine BOOKs)
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