なかなか終わらない北欧旅行記も残すところあと1日半になりました。写真は、Skeppsholmen島の水鳥のみなさんです。
Hotel Skeppsholmenの朝ごはん2日目
2日目の朝は雨上がりで、テラスのテーブルがちょっと濡れていたので、室内の席に座りました。ブルーグレイの壁に絵画の配置がなかなかシック。
朝からパンが取り放題でテンションの上がるビュッフェ。
清潔感のあるオフホワイトの琺瑯鍋の中には、フレンチトーストやスクランブル・エッグが。クランブルエッグはこのホテルの朝食の名物的存在なんだそう。
ジュースと牛乳は、レトロな瓶に収まってシンクのような場所で冷やされていました。
この日も胃の調子に配慮して、1つずつは控えめに。でも欲張る気持ちを抑えきれずに種類は多めによそってしまいました。スクランブル・エッグはさすがに絶品。ハムとチーズも塩味がほどよく上質。右下のクリームはパンに塗るとほんのり甘くておかわりしたかった。
そして多種に亘るパンラインナップの中から厳選した、どうしても食べたいパンほんのちょっとずつ盛り合わせ(自分で食べたい厚さに切るシステム)。どれも個性的で美味しかったですが、忘れられない味は右端の薄焼きパンです。
食後はチェックアウトの時間まで、ホテルの周りをゆっくりと散歩。海岸べりには水鳥が多く屯していました。夏は子育て時期らしく、もふもふした羽のひな鳥も見かけました。
白鳥とひなどり。グレーのもふもふが可愛くて、全然みにくいアヒルの子ではない。
ストックホルム近代美術館の周辺に展示されているカラフルなオブジェ。歯車がキュルキュルと音を立てながら延々と回り続けるシュールな作品です。
名残は尽きませんが、11時になったのでホテルをチェックアウト。フロントにて荷物を預かってもらい、スカンセン野外博物館へ向かいます。
スカンセン野外博物館へ
まずはフェリーにのって、ユールゴーデン島へ。Skeppsholmen島のすぐ向かいなので、ほんの5分ほどで到着です。
フェリーを降りるとすぐに見えてくるのは、遊園地のチケット売り場。
ここは昨夜対岸に見えた、真夜中まで営業している遊園地です。時間と体力に余裕があれば、寄ってみたかった。
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遊園地絡みの謎の建物。
5分ほどでスカンセン野外博物館の入場ゲートに到着します。スカンセン野外博物館とは、「1891年に設立された世界で初めての野外博物館」だそうで、各地から移築した伝統的な様式の建物などを利用してスウェーデンの伝統的な生活を再現している博物館です。
Japanese 日本 | Skansen i Stockholm
全体の地図ですが、数時間ではとても全部回れそうもないほどに広い。そして、内部はすごくざっくり分類すると伝統的な様式の建築があるスペース、昔ながらの方法で家畜を飼育しているスペース、遊園地、商店街などに分かれています。
最初に通りかかったのは、遊園地スペース。すごく可愛いけど、実際に乗ったら結構怖そう。
これは移築された地方の豪族の邸宅(だった気がする)。屋根の上の騎馬がかっこよすぎる。
途中にある赤い壁の雑貨店。いわゆるみやげもの屋なのですが、スカンセン内で販売されているみやげものは、園内で昔ながらの製法で製造されているものが多く、自分用に買って帰りたいものだらけ。しかしこのときまだ先は長いと思って買わなかったものがたくさんあり、後でものすごく後悔した。再びストックホルムに来ることがあれば絶対に寄りたいお店がここです。
雑貨店のすぐ近くには、スウェーデンの民族衣装をまとった店員さんが伝統的な商店を再現しているという広場が。写真はパン屋さん。紙の包装の中身は薄焼きパンです。
駄菓子屋さん。ぶら下がっている白いものは何だったんだろうか。
この辺りから動物園風に。伝統的な衣装に身を包んだ男女が牛の世話をしている一角。物語の一コマのような美しさ。
ちょうどこぐまが生まれたばかりで、くまスペースには人だかりができていました。同じレイヤーにいたら当然とても危険なんだろうけど、上から眺めている分には、こぐまはめっちゃかわいい。
youtu.beママ大好きなこぐまの様子です。
youtu.beこちらは一心不乱にポリタンクで遊ぶ大熊の様子です。
美しい庭。この辺りでタイムリミットが来て、最後に一軒だけ昔の民家を再現した建物を見て終わりにすることに。
民家の台所。本当に火が焚かれていて、近くには民族衣装を着た担当の方が座って作業をしています。まるで本当に生活しているよう。
スウェーデンの日常的な調理に使用されているスパイス類と塩。
アンティークの食器類。滾る。
壁紙が素敵な一室。この一軒だけでも延々見ていられそうなのに、こういう再現家屋や商店がいくつもあるのです。次に来ることがあれば、丸一日いたいと思います。
博物館の入退場口付近にあるミュージアムショップで、制限時間10分くらいで悩みに悩んで購入した一品。琺瑯の桶とかブラシとかも欲しかったけど、持って帰るのが大変そうで悩んで決めきれなかった。
ユールゴーデン島を走っていたレトロな路面電車。
フェリーでSkeppsholmen島へ戻り、ホテルに預けていた荷物をピックアップして、港へ向かいます。
タリンクシリヤラインで再びヘルシンキへ
これから再び夜行の大型客船に乗って、ヘルシンキに戻ります。乗る船は前回のヴァイキングラインではなく、同じ航路をたどる別の会社「タリンクシリヤライン」のシリア・セレナーデ号。港の建物は新しく、チェックインは最新のマシンで簡単に完了することができます。
すーっと通れてしまうゲート。ここからまた国境を超えることになります。
ずっと乗ってみたかったタリンクシリヤライン。いよいよです。
ヴァイキングラインと比べると日本語のパンフレットがあるだけでなく、日本語の船内放送があるほど外国人には便利なサービスが多いです。船での出来事については、次回最終日にまとめて記録したいと思います。
北欧紀行
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