ついに朝ごはんを食べた
台湾4日目。もともと朝が弱いので普段は朝ごはん食べない派なのですが、台湾は朝ごはんが楽しいといううわさで、かつ、ホテルの近くに良さそうなお店を見つけたので、張り切って出かけてみました。
誠品ホテルから徒歩5分ほどのところにある秦老師豆漿店です。
迫力ある包子たち。
肉団子、あとはなんだろうか。分からないけどおいしそうである。お店には通勤中らしき地元の人がどんどんやってきて、どんどん買っていっていた。その場で食べるのは難しそうだったので、蒸したての包子を一つ買って戻りました。
もう一つ気になっていた松山文創内のCAFE SOLO.
このカフェの外の廊下には二人がけの机と椅子が置いてあって、自由に使ってよさそうだったので、買ってきた包子とテイクアウトしたアイスコーヒーで朝ごはんにしました。
包子は素朴な味でとてもおいしかった。このときの経験が帰国後の包子(を自分で作る)ブームにつながっている気がする。
包子を食べたら勢いがついて、ホテルに戻ってから、昨夜スーパーで買ったマンゴーとウェルカムフルーツとしておいてあったパッションフルーツを食べた。台湾のマンゴーは安くてとてもおいしいのですごい。
シェラトン・グランデ台北へ
さて、この日から宿泊先をシェラトン・グランデ台北に移動しました。台湾に来た時点では最初の三泊分だけホテルを予約していて、残りの二泊は追って検討する(台北以外も含めて)ことにしていたのですが、移動の便を考慮して台北からは動かず、台北駅に近いホテルに移動することにしました。
誠品ホテルのようなリゾート感はないものの、シックで過ごしやすいホテルでした。特に台北駅から徒歩圏という立地のよさが、観光の拠点としてとてもべんりだった。
お昼前に移動したにもかかわらず、即チェックインして部屋に案内してもらえたので(ラッキーでした)、荷物を置いてから付近を散策。このクラッシックな建物は、連邦政府庁舎の監察院らしい。
暑い中をひとしきりうろうろした後、お昼ごはんは新光三越台北駅前店近くの劉山東牛肉麺へ。お昼前だったので行列していましたが、回転がめちゃくちゃ早いので、あまり待たずに入れました。
スタンダードな牛肉麺。麺がうどんのように太くてもちもちしていておいしい。かんすいの入っていない太い麺もおいしくていいなと思った。
こちらは排骨麺で、お肉が香ばしくて柔らかくておいしい。地元の人はこれに高菜を入れたり、生ニンニクをがっつり入れて食べていて、高菜を入れてみたところ、よい味変になった。にんにくはちょっと勇気がなくて挑戦できなかった。
西門紅楼と于記杏仁
新光三越前から地下鉄に乗って、西門紅楼へ。少し前から工事中のため外観を見ることはできないのだけれど、このサービス精神は割と好きだ。
見たかったのは、西門紅楼の中にある16工房(Creative Boutique)という台湾の若手クリエイターの作品を揃えているモール。迷いに迷ってTシャツは買わず、ぶち猫の缶バッチを買いました。
日本にも似た駅前に戻り。
ツイッターで教えてもらった「于記杏仁」衡陽旗艦店へ。
杏仁豆腐のかき氷、めっちゃおいしかった。かき氷の下に仕込むものを選べるのですが、わたしは仙草ゼリー、甘く煮た豆、タロイモ団子、タピオカにしたと思う。上にはナッツがかかっていて、たくさんあるなと思ったのにあっさり食べられてしまった。
次にかき氷会を企画するときには、絶対に杏仁かき氷をラインナップに入れるのと、かき氷の下にタピオカとか甘い豆を仕込むのをやろうと誓った。
そして、迪化街へ
ここからさらに地下鉄に乗って、いろいろな方におすすめ頂いてとても行きたかった迪化街へ。このビルの並び、最高だったので何枚も写真撮ってありました。
迪化街というのは問屋街で、店先には乾物などが山と積まれていてそれを見ているだけでもおもしろい。
布のお店も多くて、色彩感覚の違いが興味深い。
わたしは、入り口付近にあった達開想樂(Deco Collect)という家具と雑貨のお店がめちゃくちゃ好みでしばらく動けなくなってしまった。迷いに迷って、行きつ戻りつして最終的に板を買いました。その話はまたあとで。
その後は街の散策。
市場があったので、すかさず入る。
饅頭屋。様々な色と形の饅頭があり、これは作り方を本で見たことがある、帰国したら作ってみなくてはと思った。今度やります。
割と雑な雰囲気がよい八百屋。
市場の裏には廃墟に近い界隈があり、台湾の美猫に会いました。このすぐ裏あたりにある「簡永久號實業有限公司」にて、台湾製のからすみを買いました。
通りすがりに、台北霞海城隍廟にてお詣り。
日本とは似ているようでお作法がそこそこ違う。
このあたりで暑さにやられて朦朧としてきたので、永樂春風という愛玉子のお店の二階に併設されたカフェに入った。思いの外おしゃれな雰囲気。
飲み物を頼むと、黒糖味の愛玉子がおまけでついてくる。愛玉子に黒糖シロップを合わせるの、ありなんですね。今度やろう。キッチュなグラスに入っていますが、お茶はきちんと淹れられたもののようで、とても香りがよかった。お店も空いていて居心地がよく、しばらく休憩してクールダウンして復活。
向かいにある民藝埕というお店で、価格とデザインの折り合いがちょうどよい中国茶器を発見し、購入。台湾でお茶を買うなら茶器もほしいと思ってずっと探していたのですが、台湾の茶器はとにかく高価でなかなかちょうどよいものがなかったのですが、ここのものはシンプルで使いやすそうでとてもよかった。この写真も後日まとめて。
更に散策は続く。ここは製菓道具店。粉ものを扱う道具が充実していておもしろかった。
台湾エシャロットの問屋と思われるお店。
この右側がおそらく台湾エシャレット。生で買って帰るわけにいかないので、後ほどスーパーで乾燥させた製品をお土産に買いました。これがあると料理の味が一気に台湾風味になってよい。
更に進むと竹製品のお店が続く。使う当てのない大きなかごとか、麺の水切りとかほしくなってしまうが、どうやって持って帰るのか自問自答して踏みとどまる。
迪化街の果てにあった永興農具工廠が最高にかっこよかった。店頭にこれ見よがしに飾られた刃物、刃物、刃物。使うあてはないがほしい。でも多分飛行機に持ち込めないですよね。せいろとか板とか鋳物のフライパンとか、ほしいものだらけ。結局、竹製のスプーンと餃子の餡等を詰めるように使う平らなヘラなどを買いました。
こんなヘラいつ使うの?と思いながら買いましたが、帰国してから粉ものにはまったので、かなりの高頻度で使っています。買ってよかった。
ここから進路を変えて、雰囲気のよいビルなどを眺めながら、さらに移動。
伝統的な台湾茶の問屋が並ぶ界隈へ。
安価なものから高級なものまで、大きな缶にずらりと並ぶさまは圧巻。気になるものを言うと、香りが嗅がせてくれますが、やはり高価なものはぜんぜん違う。思わず、ジャスミンティーとウーロン茶を購入しました。
ちなみに、Twitterで教えてもらって目指していたのはこちらのお店だったのですが、歩き回りすぎて朦朧としていたので、一つ手前のお店に入ってしまった。でも一つ手前の林茂森茶行も親切なお店で悪くなかったです。
欲しかったものはほぼ買えて、よかったよかったということで、近くにあったカルフールを覗きに行きましたところ、皮がむかれたカエルが普通に販売されていた。しかし、この状態ならわたしでも調理できる気がする。
美味しそうで、買うかどうか最後まで迷ったもの。かさばるので持ち帰りが大変という理由で断念しましたね。他にもご当地食材が満載で、しかも空いていてあちこち見て回りやすくて、現地スーパー好きとしては満足の行く散策結果に。
Mikkeller Taipei
夜ご飯は夜市でと決めていたのですが、ついふらふらとクラフトビールのお店に入ってしまった。日本では渋谷にも出店しているMikkeller Taipeiです。
せっかくだから台湾のビールを、と思ったのですが、カウンターのお兄さんが親切にいろいろ試飲させてくれて、ついつい美味しくてMikkellerのビールを頼んでしまった。お店の雰囲気もとてもよくてリラックスできる。
寧夏夜市でおいしいもの食べまくり
さて、ほろ酔いで繰り出したのは、すぐ近くにある寧夏夜市。なかなかの賑わい。
お店がぎっしりと並んでいて、どれもとても美味しそう。
立ち並ぶ屋台の中で、わたしはTwitterでおすすめ頂いた「下水湯」(正確には下水麺線)を頼みました。グッとくるネーミングですが、意味としてはがちょうのホルモンに麺線(台湾のおそうめんのような細麺)を入れたもの。
ホルモンということで、癖があるんじゃないかとビクビクしていたのですが、臭みの全くないおいしいスープでした。ホルモンもおいしい。これはとてもおすすめです。
ビールも飲んで、麺も食べたので、もうお腹いっぱいだな〜とか言いながら、お店を冷やかして流していたのですが。
行列があったので、つい並んでしまったところ、牡蠣入りの卵焼きをゲットしてしまいました。
不思議なタレがかかっており、またときどきゼラチン質のような食感が交じる。牡蠣も入っている。なんだか分からないけれど、かなりおいしい。さっきお腹いっぱいと言った舌の根も乾かないうちに軽く半分は平らげた。
これは大腸包小腸。
もち米の腸詰めを蒸して、お肉の腸詰めを挟んだもの。おいしい。これも普通に食べた。一緒に買ったスパイシーなソーセージもおいしくいただきました。
最後にちょっと喉が乾いたね〜ということで、本日二回目の愛玉子。
今度こそ王道のレモン味。お店の人によく振って飲むように強く指導され、がんばったつもりではありましたが足りなかったようで、最後はあまり味がしなかった。でも総じてさっぱりしておいしかった。
ここの余市には懐かしい雰囲気のゲームコーナーがあり、年若い男女が割と真剣に遊んでいる風景も微笑ましくてよかったと思います。
翌日は高速鉄道にて高雄に行ったエピソードを綴る予定です。
Twitterのまとめ
参考にしたガイドブック
BRUTUS(ブルータス) 2017年 8/1号[台湾で見る、買う、食べる、101のこと。]
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過去の旅行記
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