小菅くみさんの感じるジャム
刺繍作家の小菅くみさんの作品がとても好きなのですが、近隣で開催されたイベントで小菅さんのプロデュースされた「感じるジャム」の販売があったので、買ってみたのでした。二種類あるうちのママレードカルテットのほうです。
市販のジャムは甘すぎてあまり得意ではないのですが、「感じるジャム」のママレードカルテットはほどよい甘さに適度なほろ苦さが絶妙でとてもおいしかったので、いろいろな方法でたべてみました。これはその記録です。
トーストにのせて食べる
まずは、トーストにのせて食べました。パンは近所のお店で買っためちゃくちゃおいしい食パンです。オーブンのトースト機能で焼きつつ、途中で発酵バターをのせたもの。
マーマレードカルテットは口に入れるといろいろな味がするのですが、雑味はなく、食べる人に負担のないタイプの複雑なおいしさ。バタートーストにママレードカルテットをのせて食べるのがおいしすぎて、この後にもう一枚焼いて同じ方法で食べた。
ママレードカルテットとクリームチーズのミニパイ
冷凍庫(魔窟)に冷凍パイシートが余っていたので、パイを作ることにしました。
「cuoca×CHIYODAスクエア8個型」(べんりな型だけど、もう販売していない気配がする。)にパイシートを敷き詰めて、クッキングペーパーを敷いてタルトストーンを詰める。この状態で、180度に予熱したオーブンで20分〜25分くらい焼きます。
焼きあがったパイのうつわに、クリームチーズとママレードカルテットをのせたら、ミニママレードパイのできあがり。右側は、半熟ゆで卵をマヨネーズで和えたものが入っています。
手間がかかるのはパイシートを切って詰めて焼く工程だけなのですが、サクサクのパイとさっぱりしたクリームチーズにママレードのほろ苦い甘さがちょうどよいバランスでおいしかった。
ママレードとクリームチーズの大きいパイ
もう一枚パイシートがあったので、大きいパイも焼きました。写真のように切れ込みを入れて適宜ひっくり返すとパイ皿がなくても大きいサイズのそれっぽいパイが焼けます。
途中の工程の写真を撮っていないので、文章ではうまく説明できないのですが、出来上がりの形から推理して作ってください。技術的には難しくないです。底部分にはフォークで穴をあけて、全体に卵黄を溶いたものを塗り、180度に予熱したオーブンで20分くらい焼いて、一旦取り出して、中央部分をフォークの背で軽く潰してからクリームチーズとママレードカルテットを乗せて、さらに180度で10分ほど焼きます。
できあがりです。雑に作ったのに、それっぽく出来上がる。
小さいパイとの違いは、クリームチーズとママレードをオーブンで焼くところなのですが、これにより全体的にチーズケーキのような味わいになります。さっぱりしているのでホイップクリームを添えてもいいと思います。
麺クラッカーに乗せる
最後に「趣味の製麺7号」に寄稿するために作った麺クラッカー(麺帯を包丁で切り分けてオーブンで焼くことにより、麺をクラッカーのように見せかけたお菓子)にも、クリームチーズと一緒にママレードカルテットをのせてみました。
麺クラッカーはちょっと固めの食感で、塩をふって食べるだけでもビールの肴にちょうどいいのですが、クリームチーズとママレードカルテットをのせれば、コーヒーに合うおやつになります。
「趣味の製麺 7号」には「趣味の製菓」という特集記事の一環として、麺生地と製麺機を使ったレシピを寄稿したので、興味がある方はご覧いただけるとうれしいです。
最後が宣伝っぽくなりましたが、「趣味の製麺」への寄稿は完全に趣味でやっており、寄稿した号が売れても、発行人の玉置標本さんちの在庫が減る(重要)だけで、わたしには特に利益は発生しません。ただ、読み応えのある面白い同人誌なので、多くの人の目に触れる機会があればいいなと思っている次第です。
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