ぶち猫おかわり

料理ときどきぶち猫二匹

1月は金柑のショートケーキ

 

お客様があり、デザートにショートケーキを焼きました。

 

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金柑といちごのショートケーキ。

ショートケーキの醍醐味は、ベーシックなスポンジと生クリームに季節感のあるフルーツを合わせることだと思っているのですが、1月はフルーツ選びが難しい。

この時期に旬を迎える果物は柑橘類が多く、ショートケーキにのせるには水分が多い。一番簡単なのは、春を先取りしていちごをのせることなのですが、いちごショートは定番すぎて、本当に旬の季節以外だとつまらない気がしてしまう。

 

悩んだ末、生で食べてもおいしい種類の金柑といちごを組み合わせてデコレーションしてみました。金柑は生のままで、二つ切か四つ切にして、できるだけ種を取り除いています。

 

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ケーキの間には、薄切りにした金柑をたっぷり挟んだので、断面にはオレンジ色が見え隠れするアクセント。

これがとても美味しかった。ショートケーキに生の金柑は合います。甘みと酸味と少々の苦味がほどよい、大人のケーキ。ちょっと心配でいちごを混ぜたけど、いちごはいらなかったくらいでした。

 

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以下はデコレーションメモ。

18cm型でスポンジはアーモンドパウダーとヘーゼルナッツパウダーの入ったビスキュイ生地。生クリームは、食感と造形のバランスを考え、乳脂肪分が40%台のものと30%台のものを半分ずつ混ぜたものに、グラニュー糖とキルシュワッサーで風味付け。トップのデコレーションは、星10切口金11mmで絞りました。

 

生菓子教室―フランス菓子店『イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ』の

生菓子教室―フランス菓子店『イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ』の

 

ベーシックなお菓子をきちんと作りたいという人にお勧めしたいのは、こちらのレシピ本。基本的な生菓子の作り方が丁寧に解説されています。例えば、かき混ぜるという指示部分が「電動ミキサーに羽を1本つけた状態で高速にセットして1分30秒混ぜる」といった具合に非常に具体的に書かれているので、お菓子作りの感覚がない人でも指示をきちっと守れば失敗しにくいようになっています。

わたしは愛読しすぎてページが何箇所が外れてしまいましたが、まだまだ使うつもり。

 

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一枚目の写真でちらっと見えていたパンジーはこちら。普段は猫がかじってしまうのでお花は飾らないのですが、お客様が来るときは特別です。春を意識してチューリップとパンジーにしてみたのですが、思いの外チューリップが暴れていて困惑しています(笑)