バターのススメ
突然ですが、バターが好きです。脂ものの中では、ごま油と並ぶくらいに好き。冷蔵庫と冷凍庫に常にストックしておいて、隙あらば使っています。
バターの種類
常備しているのは、フランス産の有塩発酵バター、よつ葉の無塩バターと無塩発酵バター。ときどき贅沢をしてカルピスバターを買うこともあります。
最近のバター不足で、特に国産の無塩バターや発酵バターが手に入りにくい状況が続いていますが、まずは国産の有塩バターがあればいろいろできます。余裕があれば、外国産の有塩発酵バターを試してほしい。バターのおいしさをより実感してもらえると思います。
バターのシンプルレシピ
バタートースト:
バターの使いみちとして一番シンプルなのは、焼きたてのトーストにのせて食べることでしょう。マーガリンでもいいですが、やはりバターがおいしい。
トーストにのせるなら、ちょっと贅沢ですが、フランス産の有塩発酵バターがお勧め。カリカリに焼いたトーストの上に発酵バターを塗って、その上からさらにはちみつをかけて食べるのも至福。
焼きたてのおいしいバゲットを買ってきた日は、トーストせず、そのままバターをのせてもいい。その場合、バターはしばらく室温に置いて下さい。一緒に温かいスープを用意すれば、口の中でバターがじんわりと溶けて広がる感覚を楽しめます。
バターコーヒー:
軽い朝食なら、最近はやりのバターコーヒー。シリコンバレー式完全無欠コーヒーの場合には、MTCオイル(中鎖脂肪酸オイル)も入れるようですが、味を楽しむならバターだけで十分。ココナツオイルを少し加えても違った味わいになります。
ホット・バタード・ラム・カウ:
夜に飲むなら、ホット・バタード・ラム・カウ。ホットミルクにダークラムを垂らし、バターを溶かしたカクテルです。バターは有塩のほうが絶対においしい。一日の緊張をほっとゆるめてくれる優しい味わいです。
干し柿バター:
お酒のおつまみに、干し柿バター。干し柿を薄く二つにスライスし、断面をグランマルニエなどを洋酒に漬けてから、間にバターを挟みます。
味は濃厚。いろいろなお酒に合います。
焼き芋バター:
秋冬にうれしい焼き芋。低い温度でじっくり焼いて甘く柔らかくできあがった焼き芋には、塩一つまみと有塩バター。とろけるバターと塩気が焼き芋の甘さをさらに引き立ててくれます。
ステーキのソース:
ステーキを焼くとき、焼きあがった最後の瞬間のフライパンにバターを入れて、手早く溶かして肉に絡めます。バター自体がソースになっておいしい。さらに、肉を取り出したあとのフライパンを軽く煮立てて醤油を加えると、醤油バターソースになります。
焦がしレモンバターソース:
白身魚によく合うソース。小麦粉をふった白身魚の切り身をソテーしたあと、最後にバターを投入します。魚を取りだしたあと、軽く焦がしたバターにレモン汁を加え、塩胡椒で味を調えればできあがり。さわやかなのにコクがあるおいしいソースができます。
バターチキンカレー:
トマトベースのソースにチキンを加えて作るバターチキンカレー。うちのレシピは、カシューナッツ粉、ヨーグルト、カスリメティ(スパイス)を入れること、チキンをタンドリーチキンにすることがポイントなのですが、最後に入れる蜂蜜とバターも超重要。おいしいバターを入れるとぐっとコクが増します。
カップケーキ:
お菓子作りには無塩バター(できれば発酵バター)。マフィンの上に、バターと粉砂糖で作ったバタークリームをのせてデコレーションするのも可愛い。ローズやレモン等のエッセンスを使うと味にバリエーションもでます。
はちみつバター:
室温で柔らかくした無塩バターに、同量のはちみつを混ぜ込んで冷蔵庫で固め直したバター。固まったあと、1cm幅に切っておくと使いやすい。
焼きたてのパンケーキにのせて食べます。甘いバター。しあわせの味です。
バターの保存と小物
高価な外国産のバターは小さなポーションで買いますが、国産は有塩無塩ともに450gの大きいサイズを買い、小さく切ってから保存しています。でも、それほど使わないなら200gサイズで十分だと思います。
包丁で切ってもいいのですが、こういう道具があるとべんり。
冷蔵庫から出して少し置いてから切り分けます。1個あたりが約10gにできあがるので、料理に使う場合等にいちいち測る必要がないところがよい(450gの場合は、先に高さが半分になるよう切り込みをいれておきます。)。
切り分けたのち、すぐに使う分は木製のバターケースに入れて冷蔵庫に保存。木製のバターケースを使う理由は見た目がかわいいから(あと軽い)。
バターナイフは、銅製のものと木製のものを持っていますが、意外と木製が使いやすい。ペティナイフやテーブルナイフで代用できると思います。
残りはラップでくるんで、冷凍日、有塩・無塩・発酵(写真は発酵バター)の別を書いて冷凍します。切ってから冷凍すると、使いたいときに使いたい分だけすぐに取り出して使えるので、料理にちょこっとだけ使いがしやすい。薄くて小さいので解凍も短時間でできます。
スープの隠し味に、グリルした野菜の味付けに、卵料理の風味付けに、すぐに取り出せて使えるので、バターの登場頻度が増えるはず。バター好きとしては強くお勧めしたい保存方法です。