ゴールデンウィークのはじめに、自宅マンションについているパーティールームを借りて、お肉会をしました。
友人に声をかけて都合のつく人で集まって、わたしが好き勝手に料理したものをみんなで食べるという会です。今回の参加者は25名、会費は飲み物込みで1人4000円。集めた会費は全額食材費に充てるので、結構いろんなことができます。
以下、当日用意したメニューです。
前菜 新玉ねぎの冷製スープ
アミューズに、旬の新玉ねぎをバターで炒めて鰹出汁を加えた冷製スープ。隠し味に味噌をちょっとだけ入れています。
生牡蠣
ネットで買った冷凍の生牡蠣。大人数が集まるパーティーではこういうインパクトのある演出が喜ばれる気がする。今回はじめて買ったのですが、簡単に解凍できて味は本格的。24個入りですが、1個ずつ解凍することもできるので、牡蠣好きは冷凍庫に常備してもいいかも。
生ハムとレバーペーストの盛り合わせ
塊から切り出してもらった生ハムと小岩井のレバーペーストの盛り合わせ、ローズマリーとタイムを添えて。生のハーブは香りがよいので、添えるだけでちょっと贅沢な雰囲気になる気がします。
燻製卵のポテトサラダ
ベースは、玉ねぎ、きゅうりとカリカリベーコンの入った普通のポテトサラダですが、うちの燻製担当にお願いして作ってもらった自家製燻製半熟卵添え。お肉のお供といえばポテトサラダですね。大きいサイズの琺瑯のタッパーに入れて、そのまま出してしまいます。
チェリートマトとモッツァレラチーズのグリーンサラダ
箸休めをもう一品。フリルレタスにチェリートマトとちぎったモッツァレラチーズを混ぜたグリーンサラダ。ドレッシングは、上から塩、胡椒、バルサミコ酢とグレープシードオイルをまわしかけるだけ。全体をざっと混ぜてから頂きます。
パン盛り合わせ
近所のパン屋さんで買った美味しいパンを一口サイズに切って盛り合わせ。お肉にはやっぱり美味しいパンが合う。
人数が多いので、二つに分けて。こちらはワイヤーのかごに紙ナプキンを敷いて盛りました。
タンドリーチキン
ようやくここからお肉です。まずは鶏肉。前日からヨーグルトベースのソースに漬けて冷蔵庫にてマリネ。
当日にオーブンでこんがりと焼いて出します。じゅわっと柔らかいタンドリーチキン。
鴨のすき焼き
予め薄切りにした鴨肉、九条ねぎ、きのことお麩に割り下を用意。会場にカセットコンロと大きめのフライパンをセッティングして、セルフサービスで鴨のすき焼きをしてもらいました。立食なので立ち食いなのですが、目の前で自分で作るという演出が面白いようであっという間に売り切れていました。
牛ブリスケットのシチュー
ブリスケットとは牛の肩バラ肉のことで、筋が多いのですが煮込むと柔らかくなり深い味わいが出ます。今回は800gほど用意して、圧力鍋を駆使して前日から煮込んでシチューに仕立てました。
デミグラスソース味。人参とじゃがいもと玉葱も入れて、バゲットをひたして食べるの推奨。
フォアグラのソテー バルサミコソース バゲット添え
フォアグラをソテーしてバゲットにのせ、蜂蜜と塩とバルサミコ酢のソースをかけたもの。フォアグラもネットで買いましたが、大きなサイズではなく一切れずつになっているやつがとてもべんり。高価なイメージですが、これは一個(45〜55g)350円。今回はさらに半分に切って使ったので、一人あたり約170円。全然いけます。簡単調理なのにすごくおいしくてみんなが悶絶していた。
イベリコ豚のソテー
ようやくメインディッシュ(の一角)へ。イベリコ豚1kgです。重量の3%の塩、オリーブオイル、タイムとローズマリーで前日からマリネしておきました。
常温に戻してから、厚手のフライパンでゆっくりと火を入れていく。
触ってみて肉に火が通ってきていたら、強火にして表面に焼色をつける。
出来上がりの写真がこれしかなかった…。薬味をいろいろ用意したのですが、生わさびや柚子胡椒が合いました。イベリコ豚らしい香りのよい脂が存分に味わえて、本当においしかった。
黒毛和牛ミスジ肉のソテー 黒トリュフ添え
黒毛和牛ミスジ肉を800g用意しました。こちらも常温に戻してから、弱火でゆっくりと時間をかけてソテー。
最後に火を強くして、表面をカリッと焼いて。胡椒は焦げると苦くなるので、焼き上がってからふります。焼き上がったらアルミホイルに包んでしばらく休ませます。
薄く切ったミスジ肉に黒トリュフをたっぷりかけて、最後に少しだけオーブンで温めて、香りを出したらできあがり。
ううう。香りがよくてお肉柔らかくて最高でした。いくらでも食べられるやつです。
フレンチデリカテッセンカミヤの熟成肉のソテー
本日のメインディッシュ中のメインディッシュ。中目黒の名店、フレンチデリカテッセンカミヤの熟成肉1.7kg. 友人が仕入れてくれたもの。低温調理済なので、湯煎で温めて軽く焼くだけで最高のコンディションで食べられるというありがたい一品。
断面。絶妙の焼き上がり。ピーナツオイルでコンフィしているとのことで香りもとてもいい。
専用のグレービーソースで。とにかく柔らかい。旨味がすごくて、お肉って本当に美味しいなぁと実感した一品でした。
雲丹炊き込みご飯
締めの一品は、雲丹の炊き込みご飯。一箱を贅沢に使います。
鰹出汁をベースに土鍋でご飯を炊いて、炊きあがったら雲丹を全部のせて15分ほど蒸らします。雲丹は生で食べるのも美味しいけど、ちょっとだけ火を入れるとさらに美味しいと思う。仕上げに青じそを添えて。
デザート 赤い実のダックワーズ
デザートは、いちごとアメリカンチェリーのダックワーズを焼きました。
作り方ですが、ダックワーズをこんな風に絞り出して焼き、
中にクリームを絞り(今回はマスカルポーネチーズと生クリームを合わせたもの)
最後にバランスよく果物を配置します。こういうデコレーション系では一番簡単なのではないだろうか。
4月中に誕生日の参加者がいたので、ハッピーバースディーのお祝いをしました。
お酒いろいろ
わたしが用意したお酒ですが、ビール少々とはせがわ酒店オリジナルの肉料理に合うという日本酒「29SHOCK」.
それから近所のワイン屋さんセレクトのリーズナブルでおいしいワイン6種10,800円。
こちらは差し入れ。TAITTINGERのBRUT RESERVE. 拝んでからありがたくいただきました。
雪中醸造の純米大吟醸繋ぐconnect. 香りがすばらしく美味しい日本酒でした。
他にもたくさん差し入れのお酒を頂いたのですが、写真を撮る余裕がなかった。
いずれにせよ、とても楽しい会になりました。お肉最高でした。
今週のお題「ゴールデンウィーク2016」