先日、長野在住の友人から巨峰とシャインマスカットを頂きました。大粒でピチピチとしていて、圧倒されてしまう。シャインマスカットは種なしで皮まで食べられる品種とのことで、
朝の光の中でいそいそと写真を撮って、お礼の連絡を入れてから、頂いたものをうちで全部食べきるのは難しいなと思いあたり、
巨峰を焼きこんだタルト
ベースのタルト生地(パートサブレ)のレシピは、津田陽子さんのもの。
ところでうちには粉ふるいがありません。もう10年以上も味噌漉しで代用しているのですが、今のところ不自由ありません。
このパートサブレはザクザク香ばしくておいしいのですが、その分ちょっと重いので、タルトの底面にだけ薄く敷きます。なので、作った生地の三分の一だけとりわけ、残りは日付を書いて冷凍してしまいます。一回作ると、あと二回はパートサブレを作らずにタルトを焼けるのでらくちんです。
パートサブレを型で抜いて空焼きしている間に、クレームダマンドを作ります。材料の構成は、パートサブレとほぼおなじ。
空焼きしてから粗熱を取ったパートサブレの上に、クレームダマンドを敷き詰め、半割にして種を取った巨峰を、切り口が上になるように並べます。柔らかいクレームダマンドの中に埋め込むような感じです。皮を剥く必要はありません。
焼き上がり。半分くらい埋もれてしまいますが、致し方ない。
今回は大人数に配る予定なので、小さめにカットして、一つずつアルミカップにいれました。
マスカルポーネチーズクリームとシャインマスカットでデコレーション
巨峰のタルトの上に、マスカルポーネチーズと軽く泡立てた乳脂肪分35%の生クリーム(砂糖とキルシュワッサーで味付けしたもの)をあわせたクリームを絞り出し、半割にしたシャインマスカットを飾り、スライスアーモンドのプラリネをふりかければ、できあがり。
いつもの野田琺瑯のLサイズタッパーに並べて、冷蔵庫で保存します。
自画自賛ですが、この組み合わせはなかなかおいしかった。シャインマスカットの爽やかな甘さ、マスカルポーネチーズクリームの濃厚さ、巨峰のタルトの深い甘さと香ばしさがなかなかよいバランス。
思いつきで作った割には美味しく仕上がって、よかったと思います。