ぶち猫おかわり

料理ときどきぶち猫二匹

紅玉をジュレにしたり、ホットワインにしたり、クリームソーダにした話

秋口、スーパーで買い物をしていると小さくて丸くてツヤツヤした紅玉が目に入る。大抵は4個一パックなので、こんなに使いきれないと諦めるのだけれど、シーズンに一回くらいはうっかり購入してしまう。過去のブログ記事を確認したところ、昨年も一昨年もちゃんと紅玉を購入した記録があった。

という感じで、今年も紅玉を購入してしまったので、経過を記録しておきます。

紅玉をジュレにしてトーストにのせる

f:id:buchineko_okawari:20171221011306j:plain

紅玉の特徴は、小さくて丸くて紅いこと。酸味が強いので、そのまま食べるより砂糖を加えて加工したほうがバランスのよい味わいになっておいしい。

紅玉(2個)は水で洗い、ヘタを取り除いてから四つ割りにし(芯はつけたまま)、水(700~800cc)と一緒に鍋に入れて、沸騰してから30分ほど煮る。

 

f:id:buchineko_okawari:20171221011356j:plain

キッチンペーパーを敷いたザルで濾して煮汁だけを取り出す(濁るので無理に絞らない。)。煮汁を鍋に戻し、砂糖400g、レモン半個分の汁を加えてアクを取りながら再び煮て、108度になったら火を止めてガラスの容器に移します。

シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010

シンワ測定 放射温度計 B レーザーポイント機能付き 73010

 

 

f:id:buchineko_okawari:20171221011401j:plain

熱いうちは液体なのですが、冷めるとぷるんとしたゼリー状に固まります。紅玉のジュレの出来上がり。透度の高い林檎色!

 

f:id:buchineko_okawari:20171221011405j:plain

わたしは甘じょっぱいのが好きなので、バターを塗って焼いたトーストの上に、紅玉のジュレをのせて食べました。紅玉の酸味が効いていて、甘すぎなくておいしい。

 

f:id:buchineko_okawari:20171221011419j:plain

半分はそのまま食べて、もう半分はさらに加工しました。

キウイ1個の皮を剥いていちょう切りにし、砂糖(100g)をまぶして30分ほど置きます。すると、水分が出てくるので、そのまま火にかけて全体が透き通ってきたところで紅玉のジュレを加えて混ぜ合わせ、108度になったらできあがり。

 

f:id:buchineko_okawari:20171221011423j:plain

林檎色のジュレの中に、キウイの翡翠色の果肉と黒い種が点在する不思議な雰囲気のジャム。熱いうちに瓶に詰めてしまったので、どんな味がするかはまだ謎。次に開けるときのお楽しみです。

ジャムのレシピは以下の本を参考にしています。

ジャムのお菓子―作っておけば、いつでもおいしい (AC mook)

ジャムのお菓子―作っておけば、いつでもおいしい (AC mook)

 

ドライ紅玉でホットワインを作る 

f:id:buchineko_okawari:20171221011149j:plain

残りの紅玉(2個)は、ホットワインに入れるためのドライフルーツにします。

まずは、芯を取り除いて(皮はそのまま)砂糖(100g)をまぶして30分くらい置きます。水分が出てきたら、そのまま15分ほど煮ます。煮崩れる直前で火を止め、できればそのまま一晩置きます。

 

f:id:buchineko_okawari:20171221011237j:plain

煮上がった果実を崩さないように取り出し、オーブン用鉄板の上に並べて、100度で1時間ほど乾燥焼きした後、様子を見ながら、室内で2~3日干します。

皮付きのままコンポートにして干すと、こんなにきれいな色合いにできあがります。半生なので、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存し、早めに食べきりましょう。

パール金属 ひもの 干し網 3段 300×200mm H-45

パール金属 ひもの 干し網 3段 300×200mm H-45

 

 

f:id:buchineko_okawari:20171221011154j:plain

ついでにオレンジも同じように自家製のドライフルーツに仕立てます。オレンジは表面をよく洗ってからスライスし、あく抜きのために下茹でします(沸騰してから15分ほど茹でて一旦水分を捨てる。)。全体が浸るくらいの水に砂糖をオレンジの重量の半分ほど溶かし、その中に下ゆでしたオレンジを入れて、白い部分が透き通って水分がとろみを帯びてくるまで煮る。

 

f:id:buchineko_okawari:20171221011250j:plain

これも、できればそのまま一晩置いた後、オーブン用鉄板の上に並べて、100度で1時間ほど乾燥焼きした後、様子を見ながら室内で2~3日干します。薄い分、紅玉よりも早く乾きます。保存は同じように密閉容器に入れて冷蔵庫で。

 

f:id:buchineko_okawari:20171221011445j:plain

さて、本題のホットワインです。赤ワイン(1人分で200ccほど)を沸騰直前まで熱して、シナモンスティック(同1/2本)、クローブ(同2~3個)、ドライ紅玉(同1個)とドライオレンジ(同1個)、お好みで砂糖(同大さじ1/2~1)を加えます。

 

f:id:buchineko_okawari:20171221011449j:plain

全てを合わせたところ。

 

f:id:buchineko_okawari:20171221011453j:plain

マグカップに入れてもいいのですが、耐熱ガラスのグラスがあればなおよし。見た目も味のうちというやつですね。グラスの詳細については、過去記事をご参照ください。

buchineko-okawari.hatenablog.com

 

f:id:buchineko_okawari:20171221011504j:plain

こちらは、北欧のホットワイン「グルッグ(glögg)」を意識して、もう少しスパイシーにしたもの。赤ワイン(1人分で200ccほど)を鍋に入れ、シナモンスティック(同1/2本)、クローブ(同2~3個)、カルダモン(同2個)、ドライ紅玉(同2個)とドライオレンジ(同2個)、スライスした生姜(少々)、お好みで砂糖(同大さじ1/2~1)を加えます。

 

f:id:buchineko_okawari:20171221011507j:plain

これを火にかけて、沸騰直前まで温めた後、ガラス容器に移して半日から1日ほど置きます。寝かせる工程が入ることで、スパイスやドライフルーツの香りがワインにしっかりと移るしくみ。

 

f:id:buchineko_okawari:20171221011520j:plain

沸騰直前まで温めてから飲みます。ワインにドライフルーツの甘さがかなり浸出するので、砂糖は入れなくてもよいように感じました。カルダモンの風味が北欧らしく懐かしくおいしく、個人的にはこちらの方が好み。

buchineko-okawari.hatenablog.com

紅玉のシロップでクリームソーダカクテルを作る

f:id:buchineko_okawari:20171221011220j:plain

さて、コンポートを作った際にきれいな色のシロップが残りました。ケミカルに見えますが、添加物なしの天然色です。せっかくなので、このシロップでクリームソーダカクテルを作ります。

 

f:id:buchineko_okawari:20171221011321j:plain

紅玉シロップにはニッカ カフェウォッカ、オレンジシロップにはニッカ カフェジンとそれぞれトニックウォーターを加えます。

ニッカ カフェジン 瓶 700ml

ニッカ カフェジン 瓶 700ml

 

f:id:buchineko_okawari:20171221011334j:plain

アイスクリームをトッピングして、ストローを差したら完成。一見クリームソーダですが、リキュールの入ったクリームソーダカクテルです。縞縞ストローは100円ショップで買いました。

 

f:id:buchineko_okawari:20171221011341j:plain

味は、ふんわりと果物風味。カフェ ジンとカフェ ウォッカはそれだけでもとてもおいしいので、果物のシロップと合わせると元の味わいを引き立ててくれてよいと思います。

www.mizuhebi.com

関係ありそうな過去記事

buchineko-okawari.hatenablog.co

buchineko-okawari.hatenablog.com

buchineko-okawari.hatenablog.com

buchineko-okawari.hatenablog.com

buchineko-okawari.hatenablog.com