唐突に雲丹が届きました。(わたしの)事務連絡に不備があって受け取れなかったため、賞味期限がかなり短いやつです。2パックあります。
雲丹といえば、いつか食べてみたいと思っていた料理がありました。
不条理料理マンガ「めしにしましょう」第一巻に掲載されていた「絹かけ丼」、すなわち、白ご飯の上に湯葉で包んだ雲丹をのせて、そばつゆ餡をかけた丼。材料さえ揃えば、比較的簡単に作れるタイプの料理です。
さっそく作ってみたいと思います。
絹かけ丼@めしにしましょう
材料(1人分)
ご飯 130g
湯葉 100g
雲丹 40g
めんつゆ(かけつゆ位の濃度) 120ml
片栗粉 大さじ1/2
わさび 小さじ1/2
作り方
1. めんつゆを小鍋に入れて火にかけ、ふつふつと沸いてきたら、大さじ2(分量外)の水で溶いた片栗粉を加えて、よく混ぜる。再度ふつふつと沸いてきたら火を止める。
2. 丼にごはんを盛り、1.のめんつゆの1/3量をかけ、湯葉の半量、雲丹、湯葉の半量の順で乗せて、めんつゆの残りをかける。
3. 中央にすりおろしたわさびをのせる。
出典
できあがりです。調理過程の写真はパルを見て下さい。大体同じ感じで作りました。
最後そばつゆ餡をかけた瞬間に、湯葉のひだがグラデーションになって浮かび上がる様子が美しく、手順が簡単な割に作り甲斐のある料理だなと思いました。
味は、すごくおいしい餡かけ丼でした。そばつゆは自家製ではなく創味のつゆを使ったのですが、そもそもおいしいそばつゆを餡かけにしてご飯にかけるとおいしいことが分かりました。
さらに湯葉の食感がよく、匙で掬うと湯葉の間から雲丹が零れ落ちるところにエンターテイメント性があり、なおかつ雲丹が味のアクセントになっている。わさびが味の全体を引き締めてくれるので、辛いのが苦手な場合以外はマストだと思います。
さて、再現ではありませんが、もう一品、パルっぽい料理を作ったので一緒に載せておきます。 冷凍庫(魔窟)に和牛(シャトーブリアン)があったので、雲丹に合わせて解凍したものです。
和牛のステーキ 雲丹のせ エシレバター醤油ソース
肉の解凍は、氷水を使って行います。
すなわち、真空パックになっている肉を一度開封して空気に晒してから(解凍後の色をよくするため)、ジップロックに入れて再び密閉して、氷水の入ったボウルに沈めて冷蔵庫の中で一晩(5~6時間)置きます。
写真は解凍後の状態ですが、キッチンペーパー等を一切使っていないのに、ドリップが全く出ることなく、色もきれいに出ました。
焼く直前に、30分ほど室温においておきます。
材料(2人分)
和牛(シャトーブリアン) 200g
雲丹 60g
醤油 大さじ1
バター(できればエシレ) 10g
わさび 小さじ1
作り方
1. 鉄フライパンをよく熱してサラダ油を引き、よくなじませてから一旦火を消す。10分ほどしたら強火にかけ、和牛(シャトーブリアン)を片面ずつ好みの焼き具合に焼く。すぐに火が通るので迅速に作業すること。
2. 焼き上がった肉を食べやすい大きさに切り、高さが出るように盛り付けて雲丹をのせる。再びフライパンを火にかけて、醤油とバターを入れて、ゴムベラで底に付いた焦げ目等をこそげ落として混ぜ、肉と雲丹の上にかける。
3. 中央にすりおろしたわさびをのせる。
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横から見ると小高い丘のようになっています。インターネットで怒られないようにサラダを添えたのですが、この料理を作ったこと自体を怒られる予感がしています。怒られるの苦手なので、怒らないでほしい。ときどき悪ふざけをするだけで、普段は割とまじめに暮らしています。
味ですが、わたしは和牛も雲丹もバター醤油も大好きなので、すべてが混然となって口の中で蕩ける贅沢に陶然としました。やってよかった。悔いなし。
向かいに座っている人は、肉も雲丹もそれぞれがおいしいとのことでした。違う感想があって然るべしだと思います。
よかったですね。
書籍が出るっぽい
2019年3月18日発売です。
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