夕張メロンがやってくる
大変ありがたいことなのですが、うちには毎年7月頃に夕張メロンが二玉送られてくるイベントがあります。
一玉半くらいまでは普通に切っておやつに食べるのですが、いかんせん家族が少ないので、最後の半玉に辿り着く頃には、少し熟れすぎて甘みと香りは最高だけど、食感がいまひとつな状態になってしまうこともしばしばあります。贅沢な悩みですが、そんなステイタスになってしまったメロンを最大限おいしく頂く方法として、思い切ってジュースにしてしまうというやつがあります。
今回は、ちょっと熟れすぎたメロンをジュースにする方法を四通り試したので、その記録をしたいと思います。
ちなみに、メロンと佐藤錦がのっている器は、田辺京子さんの「みつめガール皿」で、別名を「己の深淵を覗かれてしまう皿」といいます(金沢詩乃さん命名)。
食べ終えた時に己の深淵を覗かれてしまう感…!
— 金沢詩乃 (@shinop_k) June 30, 2019
はじめに、メロンは角切りにしてミキサー等で粉砕しておきます。うちでは、キッチンに出しっぱなしにしているハンドブレンダーを使ってジュース状にしました。
ブラウン ハンドブレンダー マルチクイック 1台4役 つぶす・混ぜる・きざむ・泡立てる ブラック/シルバー MQ735
- 出版社/メーカー: DeLonghi (デロンギ)
- メディア: ホーム&キッチン
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夕張メロンカクテル
一つめは、メロン果汁100%の贅沢なジュースをグラスに注いで、表面に加糖練乳と自家製のレモンチェロを数滴垂らしたカクテルです。
熟れすぎて濃厚になった甘みと香りを十分に堪能できる一品。レモンチェロの代わりに、ニッカカフェジンなどのボタニカルの香りが強いジンを合わせてもよさそう。
大人向けの夏のお楽しみです。
夕張メロンミルクと夕張メロンソーダ
二つめ(左)は、メロン果汁2に牛乳1を加えたメロンミルク。先にメロン果汁を入れたグラスにミルクを注ぐと、メロンと牛乳が自然に混ざり合ってパステルカラーの飲み物になりました。牛乳の効果でメロンの強い風味が抑えられて、口当たりも柔らかくて飲みやすい。
三つ目(右)は、メロン果汁に強炭酸水を混ぜたメロンソーダ。こちらはメロンミルクと正反対に、メロンの味のとがった部分が舌に突き刺さるような刺激的な味わいになりました。
夕張メロンフロート
最後は、メロンフロート。先に冷えた牛乳を注いだグラスにメロン果汁を入れると、牛乳とメロンが二層になります。そこにハーゲンダッツのバニラアイスを好きなだけ入れたという背徳の飲み物がこちらです。
おいしいものとおいしいものの悪魔合体はかなりやばいということが分かりました。
この三層に分かれた見た目が美しくはあるのですが、全体をよく混ぜてスプーンですくって食べるのが至福でした。
これは撮影中に怪しい生き物が通りかかってしまったオフショットです。
夕張メロンが絶対的においしいので、どれも十分においしかったのですが、個人的には、最初の夕張メロンカクテルと最後の夕張メロンフロートが推しです。
書籍が出ました
基本的には器の本ですが、各章の末尾に、特別な器具や調味料を使わないで簡単に作れるレシピを合計54個も書き下ろしました。リンク先に目次やページ見本もあるので、よかったら見て下さい。
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